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言葉、あるいはworldend。
◆2009.11.28
川沿いの帰り道を、僕は自転車で走っていた。
(平中悠一/Early Autumn)
◆2009.10.19
それは絶対に教えない。おまえにも教えないよ。
(藤沢周/サイゴン・ピックアップ)
◆2009.10.03
ラッキーでもアンラッキーでもない、透明なドロップ。そう、ラッキーもアンラッキーも、関係ない。
(大石圭/出生率0)
◆2009.09.19
この街では記憶というものはとても不安定で不確かなんです。思いだせることもありますが、思いだせないこともあります。あなたのことは思いだせない方に入っているみたいです。ごめんなさい。
(村上春樹/世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド)
◆2009.09.10
騎士グーダスは、王様のお城から静かに出て来ると、そこにつないであった黒い馬にひらりととびのり、そのままどこへともなく走っていってしまいました。
(黒井千次/騎士グーダス)
◆2009.08.24
恐らく誇りなしに人は生きてはいけないだろう。でもそれだけでは暗すぎる。あまりにも暗すぎる。
(村上春樹/1973年のピンボール)
◆2009.08.08
海、/おまえの言葉は音楽そのものであるのだ。ねえ、一緒に行こうよ。海へ。
(中上健次/海へ)
◆2009.08.01
人は「花の美しさ」を論じうるんですよ。「美しい花」を分析=記述することでね。
(蓮實重彦/近代日本の批評Ⅰ)
◆2009.07.21
自分の不幸は、拒否の能力の無い者の不幸でした。
(太宰治/人間失格)
◆2009.07.14
その幾つもの夕焼けを眺めていくうちに、はっきりとした、完全な夕暮れというのはどういうものなのかそれさえも曖昧になってしまっているようだった。
(竹野雅人/純愛映画)
◆2009.07.01
私は書くことで、あなたと私の間がずれていくことに敏感でいようとしたわけです。 書くことで、文字に還元されることを乗り越えようとしたのです。
(星野智幸/最後の吐息)
produce by 熊本昭